サボイアS.21試作戦闘飛行艇(ファインモールド・1/48)
ポルコ・ロッソの愛機,サボイアS.21です。
「紅の豚」は,本当にワクワクした映画でした。
なにせ模型雑誌に連載したマンガがアニメになったのですから...。
当時は,「あのトトロの宮崎駿監督がなんでこんな道楽映画をつくるのか?」と困惑していた人たちも多くて,
私は,「これが宮崎駿なんだよ。知らなかったのか,ガハハ。」と喜んでおりました。
フィオのセリフにもありましたが,綺麗な機体ですよね。
基本色は,タミヤスプレーのイタリアンレッドで塗りました。軽薄な赤です。
こんな感じで海に浮いていましたね。ポルコが乗り込むと,機体が沈み込むのがリアルでした。
やはり飛行機は「飛んでナンボ」ということで,飛行状態にチャレンジです。
急降下!
イタリアの三色旗が映えてます。
パイロットがいないとやはりヘンですね。
ちなみに,尾翼の十字の紋章はサボイア家もので,
当時は,イタリアが王国であったことをあらわしています。
ファシスト党が出てきたり,不況で男たちがアメリカに出稼ぎに行っているとか,
細かいところまで,1930年代を描きこんでいるから,
フィクションだけどリアリティがあるんですね。
上昇!
そして,さらばだ!
この角度,かっこいいですよね。
少年の心にもどって,思わず「ブーン」と言ってしまいます。